印象に残る一手

2007年 第1位  NHK杯対中川大輔七段戦 147手目▲9八角
最後まで何が起こるか解らないものです。本人も驚きでした。
加藤先生の解説が秀逸でした。(笑)

第2位  第55期王座戦第3局 92手目△4六桂
これはものすごく際どい将棋で終わった後も散々、調べました。将棋の深さを感じずにはいられない一局でした。

第3位  第66期A順位戦6回戦 65手目▲5四香
記念すべき千勝の一局でしたし、序盤から息の抜けない対局で印象に残ります。
2006年 第1位  第47期王位戦第1局  78手目△7四歩
少し苦しいと思った局面が、これで有効な手が難しいので自分の判断と評価の違いが、はっきりと食い違った不思議な将棋でした。

第2位  第24回朝日オープン将棋選手権第4局  62手目△4四角
狙いはあまり無いのですが、攻防に利いた一手で印象に残っています。

第3位  第54期王座戦第2局  41手目▲3七歩
超筋悪ながら難しいので驚いた一手でした。
2005年 第1位  第53期王座戦1局・指し直し局  77手目▲6六角
ふんわりとした一手で気に入っています。

第2位  第30期棋王戦第1局  68手目△63玉
これで勝ちになっているのに自分でも驚きでした。

第3位  第63期A級順位戦8回戦対久保八段戦   69手目▲3七金
技を決められたと思ったら不思議な受けがありました。
2004年 第1位  第52期王座戦第2局  ▲25歩  
異筋の一手で私らしいのではと思います。
飛車を取られても大丈夫な手順はめったにありません。

第2位  第54期王将リーグ対丸山九段戦  △34金
そっぽの金ですが、これがバランスを保つ唯一の一手で、際どい終盤になりました。

第3位  第45期王位戦第3局  ▲62銀 
攻めよりも受けの一手です。その1手前△56歩なら、正しい手は見つけられなかった気がしています。
2003年 第1位  第61期名人戦第2局  ▲35金
通常は34金と行く所をわざと取られる方に行く不思議な手です。
事前にかなり考えていた手順でもあるので印象的です。

第2位  第51期王座戦第5局  △27銀
79桂で焦らされている感じでどう指したら良いか解らない場面でした。この手から混戦が始まりました。

第3位  第52期王将戦第1局  △56桂
これで筋に入った形と思いきや、▲68銀なら負けだったという将棋の深さを感じた1局でした。
2002年 第1位  第43期王位戦第4局  66手目24金
異筋ながら有力な不思議な1手。全体としてもうまく指せた1局でした。

第2位  第50期王座戦第2局  53手目2七桂
打った桂が後に跳んで行けるのが、ユーモラスな印象があります。

第3位  第15期竜王戦第1局  47手目9一竜
受けが無い時は受けない手筋の典型。短手数でも気が抜けない1手。
2001年 第14期竜王戦第1局 ▲7七桂
偶然発見出来たのですが、そこから最後までの手順が1つの線になっていて気に入っています。